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    絵 土人形作家 府川泰行
 
   
 
小田原の北方に位置する足柄平野は西を箱根外輪山、北を丹沢山塊に囲まれた、水が豊かな美しい田園地帯で、花の里作りが盛んです。特に、秋になると、花びらの色を朝昼夕三色に変える酔芙蓉が千津島地域を中心に咲き誇ります。朝は真っ白、昼に桜色、夕べには濃いピンクに色を変え、一日で散ってしまうという花、酔芙蓉が被写体となります。
足柄地方は万葉集などで詠まれた歌も多く、箱根路とともに古くから東西の要として重視され、金太郎伝説が残る土地柄です。足柄地蔵堂で20年以上、金太郎などの土製の足柄人形や 鈴、お面などを焼き続けている「金太郎窯」の府川泰行さんも取材してみます。工房のある矢倉沢地蔵堂地区は往古から人々が旅をするのに利用した足柄古道沿いにある集落で、素朴で人情味ある人たちが暮らし、都心から遠くないにもかかわらず懐かしい里山風景が広がっています。 府川さんが土を手び練りして焼く人形は、 足柄地方の歴史や芸能、民話の登場人物や動物たちが主ですが、やはり主役は金太郎。表情はユーモラスで温かい。元気でたくましく、生命力が横溢。なによりも自然や生き物たちへの限りない慈しみを湛えた表情をみせています。 工房は金太郎生家跡地隣にあり、前が 「金太郎伝説」ゆかりの遊び石。産湯をつかったと伝えられる落差 23 メートルもある夕日の滝も遠くなく、 人形作家府川氏と伝説の風土との溶け合い方が撮影素材としては絶妙と言えます。
 酔芙蓉彼岸花など
撮影
9月6日(日)
10:00-16:00
講評
9月19日(土)
13:00-15:00
受講料
 8,000円
   税込(交通費は含みません。人数によりロケバス利用)