寺崎誠三 Seizo Terasaki 1950年東京都生まれ。1960年中央大学付属高校卒業後、ササキスタジオ、博報堂写真部(現HPC)を経て、1975年フリーランスカメラマンとなる。1983年ZO Office(寺崎誠三写真スタジオ)、1986年INTENSE inc.設立。ポートレートを中心にエディトリアル、広告写真の分野で高い評価を得る。日本を代表する大手企業のIR、会社案内、事業報告書をはじめ、20年間で撮影した企業は数百社。撮影内容は、人物、製品、研究開発、イメージ写真、その他あらゆる産業に関わる非常に幅広いもの。1984年にはセイコーインスツルのアニュアルレポートの撮影で経済広報センター第5回英文広報刊行物コンクールで最優秀写真賞受賞。1982年の個展開催以来、意欲的に作品発表を続け、コンテンポラリーアート・ギャラリーである銀座巷房ではシリーズ展覧会を開催。08年10月から11月後半までインド、ジャカルタ、中国でのロケを敢行、12月には新宿ゴールデン街の「こどじ」で個展も開催。
■出版 「男たちの肖像」私の出合った経営者たち(インテンス・インク刊 1993) ・・・私は人間が大好きだ。だから写真家になった。 写真家は人間を撮る。ポートレイトは写真の原点だ。 カメラにフィルムをいれ、人間に向けシャッターを押す。単純な作業。 けれどもその単純さの中に複雑きわまりない己の葛藤を見出す時、 私は、最も写真家である私を感じる。 日本経済を支えて来た男たちには、それぞれの歴史がある。 私にとっても彼らとの出会いは、 今日の自分の歴史となっている。 私はこれらの歴史を、形あるものとして残したいと願った・・・ 「Fancy meeting you!」(インテンス・インク刊 1993) 「もういちどそのことを、」(作・構成 五味太郎/写真 寺崎誠三 クレヨンハウス1993) 「フェイスペインティング」(作 五味太郎/写真 寺崎誠三 ブロンズ新社 1993) 「DIC株式会社100周年記念写真集」 「faces」