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大島 洋
Hiroshi Ooshima

1944年岩手県生まれ。生まれ故郷をモチーフとした「三閉伊」(1973)で注目を集め、1980年には写真論誌『写真装置』を定期刊行物として創刊、編集者としても腕を振るう。ナダール、ランボー、カフカ、モーツァルト、ワーグナーなどの作家、音楽家へのオマージュ作品を多く発表してきた理論派の写真家といえる。90年代に入り、「砂」を求めてアフリカを旅している―「砂のコレクション」「砂の積分」など。1987年第1回写真の会賞受賞。武蔵野美術大学、明治学院大学、桑沢デザイン研究所講師を勤める。
■主な個展
「三閉伊」(岩手県田野畑/大橋ギャラリー、東京 1973−77)
「島の位置」「平島部落地図」(PUT、鹿児島ほか 1975−80)
「平和な夕まぐれの絵」(ミノルタギャラリー、新宿/大阪ほか 1977)
「平和な夕まぐれの絵」・スライドショー(東京などで30数回 1977−78)
「ナダール・テレビジョン/F.KAFKA‐東京」(ギャラリ・ヴェリタ 1989)
「ブッフェンヴァルトの樹」(東京ゲーテ記念館 1991)
「ハラルの幻―ランボーのアデン」(渋谷パルコ・ギャラリー 1992)
「幸運の町・東欧」(ギャラリ・ヴェリタ 1992)
「dah-dah-sko-dah-dah」(プティ・ミュゼ 1996)
「道がぐんぐん後ろから湧き、過ぎてきた方へたたんでゆく」(1997)
「ブンナ」(TOTOギャラリー 1998)

■主なグループ展
「原・日本風景への試論」(宮城県美術館 1992)
「はるかな空の下で・日本の現代写真」(東京都写真美術館 1993)

■出版
『幸運の町』(写真公園林 1987)
『リヒャルト・ワーグナー』(図書刊行会 1988)
『写真幻論』(晶文社 1989)
『モーツァルトとの旅』(朝日新聞社 1991)
『ハラルの幻―ランボーのアデン』(洋泉社 1992)
『幸運の町』(CD‐ROM、IMC 1995)
『アジェのパリ』(みすず書房 1998)
『海上の集落』(ナツメ社 1979 共著)
『ポスト・メディア論』(洋泉社 1992 共著)
『写真家の時代』シリーズ(洋泉社 1993−94 責任編集)
『世界の写真家101』(新書館 1997 多木浩ニとの責任編集)
『再録 写真論』写真美術館叢書(淡交社 1999)

■コレクション
東京都写真美術館、宮城県美術館ほか

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