カンヌ国際映画祭と巴里映画
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2011年も巴里映画から2名参加、最新情報を東京に発信しています。
2011.5.20発
今日見たものは

This must be the place コンペ 
パオロ・ソレンティーノ監督
50歳になったロックスター、お金持ちにはなったが、忘れさられた存在。 段々年とってきても、格好だけは昔のまま。父親の死をきっかけに、ユダヤ系だった父親が残したメッセージを胸に旅にでる。アウシュビッツにいた老人などに会って話しを聞くうち、人生観が変わる。ショーン・ペン、気持ち悪い50歳のロックスター、見た目からインパクト多く、デニーロと親しい彼に男優賞いきそうで・・・。

「一命」についての反応は、Filmフランセではあまりよくありません。 今日はスクリーンは出ず、もう昨日で終了だそうで、星取り票確認できませんでした。フランス人のバイヤーとかに2・3人意見を聞いたら、 3Dについての、三池監督の意図、日本家屋の奥行きの深さを表現したかったというのは、上手に伝わっていたようです。飛び出す3Dではなく、奥へと引き込まれる3Dです。 海老蔵についても、所作の美しさを理解してくれていたようで、私も日ごろから、歌舞伎役者や能楽師・狂言師の人々が時代劇に出ると、基本の動作・腰のすわり・足の運びなど所作が美しく身についているので、他の付け焼刃の役者さんとは比べ物にならないなあと思っていたので、その辺をさすがフランス人、美に対する感性はするどいのだなあと、感激しました。
男優賞はショーン・ペンが順当の予想ですが、それは順当すぎてつまらなく、今回のショーン・ペンの演技は、やりすぎの感がいなめないので、親日家のデニーロ、海老蔵に男優賞くれないかなあと思ってしまいました。
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