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  体感シリーズ:
  マニュアルで撮るポートレイト
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#6
講座で撮影した作例や撮影データ、講師から学んだテクニカルポイントは、講座が終わった後、
WEB上でいつでも再確認できます。ご活用ください。
撮影ドリル復習
Q 色温度、3200ケルビンの光はかなり青みがかっている?
A ×
赤っぽい。色温度とは、光の色を表すのに使用される値のことで、
蛍光灯や白熱灯などの照明、銀塩カメラ、デジタルカメラ、ディスプレイなど、
様々な機器において、光の色の基準として使用されています。写真においては、
スタジオ撮影のタングステンライトが3200K 、太陽光線が5500Kと想定されており、
フイルムはこの色温度の照明において最適な色再現ができるよう作られています。
一般的な感覚とは逆に、色温度が高いほど青っぽく、低いほど赤っぽくなります。

Q 写真用語として、Y (イエロー)の補色はC(シアン)である?
A X
Y (イエロー)の補色は、B (ブルー)。二つの色を混ぜ合わせると無彩色になるような相互関係を、
お互いに補色であるといいます。M(マゼンダ)の補色はG(グリーン)、
C(シアン)の補色はR(レッド)。

Q 最短撮影距離とは、レンズの先端からピントを合わせられる最も近い被写体までの
距離のことをいう?
A ×
レンズの先端ではなく、撮像素子からの距離。
Q ゴーストとハレーションは同じ意味ではない?
A ○
ゴーストは、絞りの形などが斜めに入っているような場合。
ハレーションは、太陽の光が直接入ってくるような場合。
ズームレンズは、レンズ枚数が多ので、反射する部分も多くなり、
単焦点のレンズよりゴーストやハレーションが起こりやすい。

Q 50ミリのレンズと100ミリのレンズ。同じ距離で広い壁を写すと
50ミリの方が2倍の面積を写しとることができる?
A X
縦と横の長さが2倍になるので、面積は4倍になる。
Q 同じF値で撮るならワイドと望遠では、ぼけが大きいのは望遠である?
A ○ 
焦点距離が長くなるほど(望遠になるほど)、被写界深度が浅くなる。
Q はるおくん、あきおくん、よしこさん、仲間はずれは□□□□□。
A ○ にしましょう。
□の中に入るのは“いけません”の 5 文字。他の答えも考えて見ましょう。
Q 50ミリのレンズで人物と背景、両方にピントを合わせたいときは
極力絞りを絞った方が良い?
A ○ 
背景をぼかしたいときは、絞りを開ける。
ズームレンズでは、絞りを変えずに、奥までピントが欲しい場合は、
少しワイド側にして撮る方法もあり。

Q 2階から階段の下に立っている人物を写す時、ワイドと望遠では
頭でっかちに写るのはワイドである?
A × 
同じ距離の場合なので、写っている人物の頭と体の比率は、ワイドでも望遠でも同じ。
ただ、ワイドの方が、周りの様子がフレームの中に多く写っていることになります。

Q 露出オートで撮る時、闇夜のからすと雪の上の砂糖は原則的に同じ明るさに写る?
A 〇
カメラの露出計は、被写体が真っ黒でも真っ白でも、平均の反射率 18 %のグレーとして
認識するように設定されています。

明るい写真、暗い写真
一般的に言われる明るい写真の例
一般的に言われる暗い写真の例
橋本のキーポイント:
印象としては、白い部分が多く写っていると明るい写真、黒く写っている部分が多いと
暗い写真と感じますが、この2枚のように、顔の部分だけを見ると、
一般的に暗い写真といわれる方が、明るく写っています。
写真を明るく感じたり、暗く感じたりするのと、撮影対象の明るさとは、別の場合があります。
光の使い方
サイド光
下からの反射の光
橋本のキーポイント:
明るさのバランスが大事です。
光はそこら中にあります。それをどう選ぶか考えましょう。
常にメインの光の方向を意識しましょう。
人物の場合、直射光は、あまりよくない。
白い壁に反射した光などで、サイド光が得られます。
背景の整理
背景がうるさい
背景をぼかしてます
橋本のキーポイント:
背景についても意識しましょう。
入れたいのか、距離がどれくらいか、意味があるのかということなども考慮して、
ぼかした方が良いのかなどの判断も必要です。 
受講生作例
全身
全身、バストアップ、アップ、基本的なフレーミングはOK。
3枚ともカメラ目線ですが、目線を外すのもありです。
バストアップ
もう少し、左にフレームを振ったほうがよかったですね。
アップ
真正面を向いていますが、体を少し斜めにしたほうが、すっきりします。
講師作例
全身
バストアップ
アップ