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  いろはCLUB
 
え日記: いろはお台場薫風編
reportage par A.Takano
5/8/2005
東京本土と沖に浮かぶ(「浮かんでいた」と言うべきでしょうが)お台場とはレインボーブリッジで繋がっていますが、その橋をわざわざ歩いてみたのが今回のいろはです。橋は二層式で、上は$を払って飛ばす輩用で、下の道路は貧乏人用として一応用意され、道の真ん中の檻の中をゴムタイヤを履いた無人運行の臨海新交通「ゆりかもめ」が走る仕組みです。吊橋部分が800メートル、まあ、新幹線が長さ400メートルだそうで、2編成分ということになりますが、前後のアクセス部分を入れると延長1.7キロメートル、帆船の日本丸もバッチリ通過可能な海面50メートルの高さを「誇り」、当然ながら風は四六時中かなりのGで吹きつけ、この日を薄着で決めたレディは体をかなり冷やされたご様子でした。
このような巨大な橋の両端にある無料遊歩道をのこのこ行くのですが、高見にエレベータで上る前に、北=ノース、南=サウスルートをまず始めに選ばないと前進できません。また、途中でルートを変更することはできません。いろはメンバーはおのおのの勝手な価値基準でオノレの運命を選びましたが、不肖事務局は一度はサウスを選び、つまり遠足のターゲットたるお台場を絶えず視野に入れて歩こうとにしたのですが、橋上の遊歩道に着き、いざ行かんと一歩前進したものの、猛烈なスピードで前から突進してくる車、車、車に突然フリーズ。即、まわれ右。ということでこちらでご覧に入れる橋からみの写真はノースルートでのものです。こちらも後からは車がびゅんびゅん追い越していきます。シャッターを切っても、車の痕跡なんぞほとんどなし・・・。

久しぶりの遠足でいろはメンバーもウキウキ。そしてまずは記念写真。ノースを選んだ男性人は少なく、不肖事務局は各女性メンバーなどの対応に追われっぱなしで、お台場に着く前に既に疲労度最高。歩いたのは曇天の連休明けの午後でしたが、夜景もきれいなはずです。10月までは夜9時まで歩行可。

今回は総勢26名のいろはメンバーが参加。ノース組、サウス組両グループがお台場海浜公園入り口で再会、お互いの無事を祝いあいました。高所恐怖からか橋の通行を避け、浜松町から水上バスを使ったメンバーもいて、団体行動の規範逸脱の罪状で糾弾されたものの、みなさんの温情により、白州に引き出されずに済みました。ただし、撮影したフィルム3本すべて現像に失敗し現在失意のどん底だそうです。

 
東京湾をゴミや泥で埋め立て、じゃかすかビルを建て、未来永劫に繁栄する新都心を実現させようと東京都知事とか土建屋のみなさんがアレコレ企んだものの、いつまで経っても広い空はそのまま。ホリエモンが狙ったフジテレビなんぞは多少は人集めしているようですが。

現在は中年のロッカーがラジカセで寂しく踊り狂っていたり、広大な原っぱに公園住民のビニールシートでリングを即成、プロレス興行をしたり(この写真を撮っていたら、気弱そうなお兄さんからプロレスの見物料をせびられました。「ここはタダ見禁止です」「おれ、見てないよ」「いや、見てる」「おれ目が悪いし、こんな遠くから見えるわけないし、音も聞こえないし」「1000円なんです」「なに言ってるんだ!バカ!おれは、ただ、ぶらついて写真撮ってるだけだ」「いや、困っちゃうな・・・」「じゃあ、なにか、今立っているここはお前の土地だとでも言うのか」「ここは違うけど、あの囲みの中は借りていて、今日はわしらのものなんです」「ふーん、なに言ってんだ、ばかやろう!」・・・)、自由の女神がレプリカだったり、なにか「空疎」という言葉がぴったしのいろは遠足の場所でした。再集合はグランパシフィックメリディアンホテル前でしたが、中の回廊を使ったギャラリー・ヴァンテアンでは「AQUARIUS 1979-2005」が折から開催中。いろはメンバーはもちろんチェック。「写真の新しい動きや表現に挑戦した展覧会」ということでした。

さて、ここで皆さんの愛機の一部をご紹介。エプソンR-D1、ニコンFM2(このアングルではわかりませんが、なぜかフィルターが2枚ついていました。埃は取りましょうね)、京セラがカメラ生産をやめてしまったことで価値UPのコンタックス、蛇腹沈胴式の中判レンジファインダーカメプのプラウベルマキナワイド67+Nikkor 55mm(固定)(これは田中ナビの主力機材として有名です。モノクロはこれで押さえています)、ローライフレックス(女性群に人気ですね)、それとこのごっついレンズをつけたコニカミノルタアルファ7デジタルなどなど。
そしてこんな珍種をお二人が持参しました。木製のピンホールカメラ Zero Image Zero2000です。田町駅そば母校の写真をとても楽しそうに撮っていらっしゃいましたが、このカメラを意識しすぎたせいか、帰路ゆりかもめに乗り込む前にデジカメが手から滑り落ちガチャン!まあ大変。車中では「大丈夫」とか強気の言葉が聞こえましたが、やはり壊れたようです。カメラは首から下げて撮影しましょうね。ちなみにこのカメラに興味がある方はこちら。買う前にスクールのピンホールカメラ教室で勉強するとよろしいでしょう。