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FOTOLOGUE/フォトローグ
 
  FOTOLOGUEオレゴン11/17
  「写真家 David Stoneとの出会い」
写真は自然を細かく観察する訓練、目を鍛える道具だ。
  カネギ ルース(Ruthy Kanagy) 
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ユージーンに来て9年目になる。この小さな町にプロの写真家が20〜30人程いるそうだ。大半は写真をとる傍ら、ウェディング・フォトグラファーとして生活を支えている。その中のひとりを紹介しよう。5年ぐらい前、オレゴンのすばらしい自然とりたいと思って、地元のレーンコミュニテイー大学のカタログを見た(http://www.lanecc.edu/)。4人の写真教師のうちNature Photography、David Stoneが目についた。冬学期8回にわたる講義と実習を通してネイチャー写真とDavid StoneというPhotographerに出会った。
デイヴィッド ストーンは、オレゴン州ユージン市のプロ写真家。52歳。アメリカ中東部のオハイオ州のいなかで育った。幼少のころから一貫して自然を愛する気持ちが強かった。写真をはじめたのも、自然をより深く探求し、また学ぶことが主な動機となっている。「野の花の一番細部なディテールからアメリカ西部で最も偉大な風景まで、写真は自然を細かく観察する訓練、目を鍛える道具だ。」と彼は語る。
1980年からオレゴン州およびユタ州南部を中心にアメリカ西部を撮影してきた。1996年よりオレゴン州ユージン市にあるレーンコミュニテイー大学で教鞭をとりネイチャー写真講師として多くの生徒を指導している。「全米野鳥の会パシフィック北西部フィールドガイド」、「全米野鳥の会南西部フィールドガイド」、「地球の変化」(ナショナル・ジオグラフィック出版)、「オレゴン ワイルド」(近日出版予定)、ならびにオレゴン州で読まれている多数の雑誌に作品を発表。
このような活動を通して大自然との強い絆を感じ、地球のかけがえのない生態系を守る市民として経験を積んできた。1983年に自らWaldo Wilderness Council(ウォールドー湖原生自然評議会)を設立し、世界で最も澄んだこの湖を守る重責を担った。他方、1995年から2002年まで地元オレゴン州の野鳥の会で保存会長を務めた経歴の持ち主でもある。
  
1997年にワイルドランド フォトツアーズ(Wildland Photo Tours)を組んで以来、毎年アメリカ西部ユタ州南部の撮影ツアーを実施している。2003年5月、アーチーズ・キャニオンランズ国立公園ツアーでは初めて日本から参加者をむかえた。来年はオレゴン、ザイオン・ブライスキャニオン国立公園などのPhoto Tripを予定。一対一の丁寧な指導を保つために定員五名と決めている。ストーン氏の自慢は、朝焼け、夕焼けなどを狙い“The right place at the right time”に着くように案内すること。
  
今年の夏、ウェディングフォトグラファーをやめる決心をした。大学の写真講座とNature Tourを通して生徒と接する時間を増やすためである。「これから先、教壇から又マイクロバスを運転しながら自らの写真のPhilosophyを語り、Emotionを追うことに専念する」とストーン氏は語る。
9−16−03
オレゴンミニレポート「人生を変えたRecumbent」
2000人が1週間380マイルを疾駆、排ガスゼロ