アジアを旅して、出逢った子どもの瞳の輝きや、目が逢った瞬間のふとした表情に惹かれた。旅での出逢いはいつも偶然で、一緒にいるわずかな時間の中で「もう二度と会うことはないだろう」という不安定で、あいまいな気持ちがいつも心にあった。そんなことから「目が逢った最初の瞬間」を大切にしながら僕は旅をつづけ、元気に生きている子どもの瞳から、言葉では言えない大切な気持ちをもらった。