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ひより
たんたんと過ぎていくように見える日々も
目を凝らして見てみると
良い事があったり良くない事があったり
ささいな浮き沈みの連続だ
そんなささいな出来事のひとつひとつが
しらないうちに自分の中に
大切な経験として存在している
日々のこころの移ろいを
日常の風景から表現したい
山本菜那のポートフォリオは真白な 毛で包まれている、
触りたくなる。その柔らかな毛の中に指を差し入れてページを
開くと、ことの中心ではなく、周辺に流れる時間に触れるような
触覚感で写し止められた映像が、時が永遠でないことの切なさと、
エロスを内包して視角を刺激する。建築を学んだという山本菜那、
これからも時の構造と揺らぎに、目と生理で触る愉しみに溺れ
続けてほしい。繰上和美(写真家) |