INTRODUCTIONCOMMENTSお得なフランチェスカ情報いっぱい!

「踊るのよ、フランチェスカ!」は、ブロードウエイでスターを夢見る人々と、その舞台裏を物語るオシャレでパワフルなミュージカルシネマ。監督はファッション界で活躍中のフォトグラファー、ケリー・セイン。出演者はアルモドバル作品やヴィルジニ・テヴネ監督「サム・サフィ」、またあのゴルチェのファッションショーにもモデルとして登場しているロジー・デ・パロマや、ロバート・アルトマン監督「プレタポルテ」に出演のスーパーモデル、タラ・レオン、カルヴァン・クライン・フレグランスのモデルにも起用されたマーク・カニンガムなど、とってもファッショナブル。
でも、それだけでは終わらない、極めつけの演出は、現在女性となり(!)なんと、伝説のミュージカル女優エセル・マーマンの隠し子を自称するヴァーラ・ジーン・マーマンの主演と、彼女をとりまくインテリ、ファンキー、ジャンキーな、例えばハーバード大学で教鞭をとっているマーク・デンディをはじめとする、女形の男たちの歌、踊りのゲイ達者ぶり!
40年代、50年代のNYの映画や、ファッションテイストを90年代にミクスチャーした、特別仕様の音・色・香りがたまらない。

STORY

かつてラスベガスのショーガールであった、リタ・ペイジ(ヴァーラ・ジーン・マーマン)は、その娘、フランチェスカ(タラ・レオン)をブロードウエイのスターにしようと、とんでもないステージママぶりを発揮。いわゆるブロードウエイのTお受験U中である。オーディションのひどい結果にもかかわらず、前評判最悪のディスコレビュー「女にお任せ」の主役となったフランチェスカ。ところが、悪魔のようなプロデューサー、ベロニカ(ロジー・デ・パロマ)はフランチェスカのダメぶりを利用してショーを失敗させ投資家から金を巻き上げようという魂胆。このままでは娘の成功もダメになり、ベロニカの思うままに・・・。私利私欲がないまぜの正義感をつのらせ、ダイナマイト・マザーの一挙両得の戦いが始まる。これはオール・アバウト・ダイナマイト・マザーの物語。

ヴァーラ・ジーン・マーマンはエセル・マーマンの隠し子!?

パワフルなママ、リタを演じるヴァーラ・ジーン・マーマンはエセル・マーマンの隠し子を自称。エセル・マーマンとは「アニーよ銃をとれ」「ジプシー」などブロードウエイミュージカルで多くのヒットを飛ばした伝説のミュージカル女優。映画「ショウほど素敵な商売はない」ではマリリン・モンローとも共演している。本作品にはエセル・マーマンへのオマージュがちりばめられている。

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NYカリスマの迫力
「ニューヨークには、こういう人もいるのか!」というオドロキが、この映画を見ての第一印象だった。主演のヴァーラ・ジーン・マーマンである。なんとエセル・マーマンの私生児だと<主張>しているのだそうで、この押し出しで<主張>されたのでは、もう引き下がるしかない。エセル・マーマンへの、ひとつのオマージュではあるだろう。
その気で見れば、エセル・マーマンに似ていなくもない。歌うときの、あの仁王立ち。堂々たる押し出し。そして何よりも声の良さと、声量の豊かさ。ちょっとヘンな人だけれどNYのアングラのカリスマとは、こういう人なのかと教えられてしまったのだった。劇中で上演されるミュージカル・ショーは、オフ・ブロードウェイというよりも、オフ・オフ・ブロードウェイの感じ。ヘンな人ばかりの大集合だが、「私はただの女じゃない。アンタよりもずっといい女」と歌われると、なんだかそんな気がしてくるのだった。
(小藤田千栄子/舞台・映画評論家)
『踊るのよ、フランチェスカ!』を初めて観たのは、97年のカンヌ映画祭でのこと。50周年記念の厳粛さの中、カンヌの大通りを豪華絢爛(?)な衣裳で練り歩くドラァグクィーンのド派手パフォーマンスが話題を呼び、異様な盛り上がりをみせるワールド・プレミアに潜り込み、そして眼にした作品は“ペドロ・アルモドバル・ミーツ・ジョン・ウォータース”とでも言いたい異色ミュージカルだった。何よりその巨体をプリント柄のドレスに押し込んだディーヴァ、ヴァーラ・ジーン・マーマンのパフォーマンスが圧巻で、愛娘のスター誕生物語として、ヴァーラが隠し子と自称する母親エセル・マーマンの当たり舞台「ジプシー」をオマージュしているのは、タイムズ・スクエアで幕を開け、ワシントン広場近辺で歌い踊るニューヨークのエンターティナーの心意気だろう。またよくある内幕物に、男が女を演じる性の混乱を忍ばせることで独特のヒネリを与えるファッション・フォトグラファー出身監督ケリー・セインのキッチュなキャンプ感覚もさすが。そう、これは人種のるつぼ、性差を超越した街、NYだからこその痛快物語だ。ラストのどんでん返しも一筋縄ではない!
(増田統/映画評論家)
舞台に生きる人はよく「板の上」と言う。つまり、ステージのことだが、ヴァーラ・ジーン・マーマンにとっては人生そのものが「板の上」だ。それはまず人生をT観るUことから始まる。そして、その人生を最高に生きること。喜びも悲しみも思いっきり深く味わい、彼女は生まれながらの人生を色濃く、情感豊かな人生に染め上げていく。人生はマーマンにとって唯一絶対の芝居なのだ。
(和久本みさ子/映画評論家)

NYのカフェ、ダイナーは素敵な映画や芝居の噂がいつも飛び交う場所。そこからスターが生まれることだってある。スタンダップ・コメディアン、ヴァーラのゲイ達者ぶりには舌を巻きます。NYダイニングの香りを大切にするロータスはTフランチェスカ!Uを応援します。
ロータス
ケリー・セインという監督は、ファッション・フォトグラファーだということを聞いて、なるほど、と思いました。この「踊るのよ、フランチェスカ!」を観て。フォトグラファーの持つ、良い部分がこの作品にはいろいろちりばめられています。フォトグラファーが映画を作ると、映像や、絵柄がキレイなだけ・・・という作品が出来上がってしまうことも多いが、セイン監督は、まず作品の中で使った衣装選びが光っています。センスがいい、アバンギャルドな中にオシャレさを忘れないセンスが抜群ですね。また、キャスティングにも、ファッション・フォトグラファーとしての眼が生きていて、アクの強い個性的な女優たちを使っているけれど、やっぱりファッショナブル性のあるセレクションになっています。
ちょっと見には、ジョン・ウォーターズ監督の「ピンクフラミンゴ」を想い起こさせる印象があるのですが、作品としては、もっと可愛らしくて、オシャレに出来上がっている。こういったことも、この監督が相当にたくさんの映画を観ているということが読みとれます。
そして、この作品は、見た目だけではない、エンタテイメント性のある、ドラマ性もちゃんとクリアしている映画として、充分な力を持っているところが立派です。
さらに、この映画を引き立てているのが、やっぱりロジー・デ・パロマの起用です。結果的に濃すぎるかなあ、とも思える顔ぶれになっていますが、ロジーはやはり、にわかの女優ではない、スペイン、ヨーロッパを代表する女優であるという力を、この作品で見せつけています。
ミュージカル仕様になっているわけですが、40年、50年代の懐かしいミュージカルを素材にし、90年代からの色をうまくミックスさせ、新しい感覚に仕上げているところも、なかなかのもの。
古くささを感じさせず、若い女性たちに新しいミュージカル映画として楽しんでもらえるのではないでしょうか?
その中で圧巻なのが、ヴァーラ・ジーン・マーマンなる役者の踊りなんですね。スゴイね、これが・・・。
中野裕通(ファッションデザイナー)
まず、キャスティング最高ー。ロジー きもい、ミステリアス、アブノーマル、エロティック!
そしてマーク・デンディ 公園でのゴスペル最高。
暖かく、優しく、大胆、パンチラが女性ではあんなにならないよ どんなって、とにかくいいのよ。私の顔も目尻も下がりっぱなし。
そしてごちそうがフランチェスカのおばあちゃん、本能のまま。
Tシャツを一生懸命脱ぐシーンは最高。
でも、やはり本命はヴァーラ・ジーン・マーマン 大きな体でチャーミングでプリプリなダンスは最高です。
子供に対する愛がフランチェスカを一流にすることだと思い一生懸命。
実は彼女は親子なのに全く違う。それを知った瞬間、初めてあの親子が幸せになっていく、ほぐれていく、そんなものを感じました。
アメリカのレズビアン・ゲイ映画祭で絶賛だったけど、そんなんだけじゃなくて表現出来た映画、そんなにないと思うよ。リタママ バンザ〜イ! 私、もういっぺんみた〜い。
綾戸智絵(ジャズ・シンガー)

ミュージカルの伝統はアタシたちが守るわっ!
マーガレット(ドラァグクィーン)
自由な発想で時代をとらえ、楽しさあふれる個性的なアクセサリーとファッション雑貨を提案するノジェス。
そんなノジェスが見つけた素敵な映画が、コレ! 映画の中にも可愛くて楽しいアイテムがいっぱいです。
NOJESS
ミュージカル映画は、見るものよりも作る者の方が楽しまなくちゃ始まらない。そんな空気を出演者もスタッフも思う存分に発揮した感じですね。豊満なボディのママやその仲間達は本当に女なのか?と錯覚させてくれるゲイ達者な方々。見るほうもエネルギーを使うのですよ。特に音楽には懐かしさが織り込まれていて良かった。
中島啓江(歌手)
ロジー・デ・パロマの超淫乱極悪プロデューサーぶりも、ぶっ飛ぶほどのカッコ良さだが、ママ(?)役のヴァーラ・ジーン・マーマンの素晴しさは、私の新しい語り草になった。こういうデタラメな映画を観て21世紀を楽チンに生きましょうよ。
広田レオナ(女優・監督)

自分の才能をいつか発見したいあなた。そこには以外な敵と思わぬ味方が潜んでいるものだ。
ハービー・山口(フォトグラファー)
どうしょうもない娘への愛情を歌い上げる母の圧倒的な存在感と茶目っ気。そこには母親の偉大さとエゴが見事に表現されている。母娘の問題は、この映画を見て、歌い踊ればスッキリする!?
前田哲(映画監督)

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お得なフランチェスカ情報いっぱい!◆
★特別観賞券セット(特別観賞券+パンフレット+NOJESS缶バッヂ3個+大判ステッカー)¥2300 絶賛発売中!

 劇場窓口、青山ブックセンター本店、六本木店、新宿ルミネ2店、紀伊国屋渋谷店、TSUTAYA渋谷店

★本作品、SAZABYのファッションブランド、NOJESSが全面的にバックアップ!

NOJESS代官山店は、映画に出てくるお部屋そのものがブティックになってるみたい!お店に行けば、映画の情報もいっぱいです。代官山店では、4月より、特製缶バッヂ3個セット(¥500)発売!

NOJESS代官山店
渋谷区代官山町20-11 TEL 03-5728-2751

特製缶バッヂ3個セット(¥500)
★人気のカフェ、表参道のロータスでは公開一週間前より、特製コースターを配布。

コースターを持って劇場に来ると、1000円で本作品をご観賞頂けます。

★要チェックのフランチェスカパブリシティ、決定版はコレ!

●雑誌「A*Girl」4/7発売号。佐伯日菜子さんが着こなしたフランチェスカファッション5ページ。お見逃しなく。

●雑誌「Composite」4/10発売号。本作品公開劇場にドラァグ・クィーンが結集して映画を観た夜のおハナシ。

◆「Composite」のこの号を持って劇場に行くと、1000円で本作品をご観賞頂けます。

見るだけじゃなくて、やってみなさい!ファッショナブルSM!!

「オール・アバウト・マイ・マザー」でアカデミー賞に輝いたペドロ・アルモドバル監督や、「サム・サフィ」のヴィルジニ・テヴネ監督のお気に入り、さらにファッション界では、ゴルチエのショーにも欠かせないスペインの女優、ロジー・デ・パロマが本作品ではオシャレ系SMを披露!Mは美少年と決まってる。Sのコスチュームはレース系ボンデージ風スケスケドレスで。ムチの使い方はいろいろ!金粉が舞い散る中でのSMシーンはもう美しいアートの世界にも近づいています。一見の価値あり!

ファッショナブルSMの条件

@Sになる女はデカくなくてはいけない。

AMになる男は美形でなくてはいけない。

B行う場所はベッドルームを避ける。

CSのコスチュームはボンデージを避ける。

DSを中心としたサウンドを必要とする。

Eムチの使い方に工夫を。

Fあくまでもプレイであって、Mを傷つけてはならない。

Gあくまでもプレイであって、Mを興奮させることが目的であり、Mを奉仕する立場のSはMと交わってはならない。

Hこのことによって、SはMにとっての永遠の女王となり得るのである。

Iよって、昨今巷に横行している、SEXの前戯としてのソフトSMとは似て非なるものであるのが、ファッショナブルSMである。さあ、あなたもお相手を探そう!!


イメージフォーラムにて絶賛上映中!!「踊るのよ、フランチェスカ!」
・テレビ朝日「トゥナイト2」(4月16日放送) 
・NHK−BS「ニューヨーカーズ」(5月3日放送)
・「A☆girl」(4月7日発売号) 
・「コンポジット」(4月10日発売号) 
・「キネマ旬報」(4月20日発売号)
御覧になっていただけましたか?
・「ぴあ」(5月14日発売号)の出口調査では好評を得ることができました。また、「ぴあ」(5月21日発売号)には主演のヴァーラ・ジーン・マーマンと彼女(?)のおっかけとなっているエルトン・ジョンについての記事が掲載されますので、皆さん是非御覧ください。
「踊るのよ、フランチェスカ!」公開初日の4月28日には表参道にて、“女装チラシ配り”を行いました。主演のヴァーラ・ジーン・マーマンにちなんで私も身も心も女性になりきりチラシを配りました。では、当日の模様を紹介します。

社内にて、女装1号の完成です!どうですか?なかなかの出来映えだと思いませんか?

スタッフ一同寒さを感じさせない、にぎやかムードでチラシ配りは行われました。
恥ずかしさも忘れて、チラシを配っていた我々が一番楽しんでいたのかもしれませんね。

白昼の原宿で女装男性2人。やはり異様な光景で、人々の注目を集めました。
左の赤いドレスの女性(?)は主演のヴァーラ・ジーン・マーマンにそっくり!?

黄色のワーゲンに注目!!窓にはステッカー、後部にはポスターのフランチェスカ仕様!
この車を表参道で目撃した方もいらっしゃるのでは?

「“踊るのよ、フランチェスカ!”よろしくお願いします。」
私が見ても気持ち悪い・・・。この金髪美人(?)が私です。普段はいたって普通の男です!

あの、エルトン・ジョンもゾッコンの、ヴァーラ・ジーン・マーマンってどういう女優?

この作品で、パワフルで愛情あふれるステージママ、リタを演じるのはヴァーラ・ジーン・マーマン。宮本亜門さんの「アイ・ガット・マーマン」などでも語られている、あの伝説のミュージカル大女優、エセル・マーマンとアーネスト・ボーグナインの隠し子を自称するエンターテイナーだが、彼女、実は女装の男性!
本名はジェフ・ロバーソン。俳優として、ショーの時だけ「女」になる、という筋金入りのオンナガタ。現在、NY、ロスのクラブシーンで大ブレイク中。カミングアウトしたエルトン・ジョンが追っかけに走っている、というからスゴイ!(写真参照)
98年には、日本に初招聘されたミュージカル「シカゴ」の公演にも出演していた。その際、すっかり心を奪われたのが、サンリオのピューロランドと大好きだったキティちゃんとの出会い!自分のショーにもキティを使うほどの入れ込みよう。ショービジネスの世界に入る前は、グラフィックデザイナーとして活躍。本作品のタイトルロールのオシャレなコラージュも実は彼の作品なのだ。(このヴィジュアルを生かして、バッヂを作りました。)

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