ガーターベルトの夜
もう、男は女の言いなりだ。
1984年/フランス/カラー/1時間25分
「エリザとエリック」で一躍知られるところとなった、トリフォー・ロメール作品の女優でもあったヴィルジニ・テヴネの監督作品第一作目で、彼女の独自の世界の原点となった貴重な作品。日本公開当時、シネセゾン渋谷のレイト上映は、雑誌・ファッション、演劇関係者や文化人など、オピニオンリーダーたちが訪れる場として知られており、本作品も各界で活躍中の輩が夜な夜な上映を観に訪れた。また、来日したテヴネさんを囲んでの特別上映会とトークショーの折には、今をときめく、田中康夫氏や、真鍋太郎氏、(テリー伊藤氏はドタキャン!)という豪華メンバーが集まり大いに盛りあがり、彼女にエールを送った。また、田中康夫氏は本作品で、初の字幕超訳に取り組み、お得意の“ペロ、グリ“言葉を組み込んだため、映画評論家の放田山力哉氏に「キネマ旬報」誌上で大批判されたことも話題となった。
原題 LA NUIT PORTE JARRETELLES
監督 ヴィルジニ・テヴネ
脚本 ヴィルジニ・テヴネ
撮影 アラン・ラスファルグ
録音 ピエール・ドナデュー
編集 ジャックリン・マリアニ
音楽 ミカド
アンドレ・ドゥメ
テーマ曲 ヴィルジニ・テヴネ
アンドレ・ドゥメ
出演 ジュザベル・カルピ
アリエル・ジュネ
キャロリーヌ・ローブ
エヴァ・イオネスコ
ドミニク・ベネアール
アリエル・ドンバール ほか